あなたの。
【 あなたの。】
2人称自我探求らぼ
*本日の日読み*





2026.5.17



【元号】令和(れいわ)8年
【月名】皐月(さつき)
【節気】立夏(りっか、5/5〜5/20)
【候】竹笋生(たけのこしょうず、5/16〜5/20)
【縁起】無明(むみょう)
【月齢】0.3(新月)
【サビアンシンボル】♉︎牡牛座27度「年老いたインディアン女性が、通行人に彼女の部族の工芸品を売っている」 *「おばあさん、なんでこんなものここで売ってるの?民芸品店に出してる物と同じじゃない?私、そっちで買ってるよ?」「そうかい、ありがとう。じゃあ、なんでここでもわざわざ売ってるとあんたは思う?」「うーん、おばあさんが作ってるってことを知らせるため?」「いいや」「じゃあ、お店を通すとお金が返ってくるのに時間がかかるから?ここですぐにお金がほしいから?」「いいや」「えー、わかんない!」「私は若い頃からこれをここで売っているんだけどもね」「うん、お母さんも見たことあるって言ってた」「だいぶ昔のあるときに、部落に街の男が来てね。民芸品、つまりうちらの部族が家族間で使っているこの品を街で売れって言ってきたんだよ」「うん」「なんでわざわざ、食文化も違って、この品を使う可能性があるかどうかも分からない人たちに向けて売るの?って私は聞いた」「うん」「そしたらね、その男は言ったんだ。『街の彼らには、あんた方の存在価値が分からない。もっと言えば、お金をくれれば引き続き住まわせてやろう、使っているものたちもお金を出せば引き取ってやろう、くらいに思っている馬鹿者もいる。その者たちは、そのついでに若い女性たちの身体を狙うだろう。そのくらい自分たちの方が上位に立っていると思っている。何の根拠もないのに』」「え?」「『だから、そうされないように、自分の部族やあんたの身体を直接狙われないように、この品を売るんだ。この品は、盗まれるべきではなく、買い取られるようなものでもなく、街のお金と、価格として引き換えられるべきものなんだってことを、黙ってその品たちと一緒に路上に座ってアピールしたらいい』って」「へぇ、そうかぁ。部落に攻め込まれてからじゃ、その価値は取り返しづらいものね?」「そうだね。おそらくその当時、その可能性があったんだろうね。つづけて彼は言った。『あなた方部族の価値を、相手に勝手に決められるべきじゃない。お金というのは、そういうものの、異質な考えのもの同士の、間を適切につなぐためにある』って」「おばあさんは、じゃあ、街とご自分の部族の間を取り持つために、ここでこれを売りはじめて、今も売ってるのね?」「そうだね。まぁ街に座っているといろいろなことが分かるからでもあるけど」「民芸品店での販売は、じゃあそのあとなの?」「そうだよ。同じものでも、金額が安定しない時期もあったからね」「いきなり価格を交渉しますって言いに行くんじゃなく、この路上で静かに座って売り出しながら、お金の行き来を見守ってたのね」「街のお嬢さんにそういう言い方をしてもらえると嬉しいね。かつて部族の分が悪いときには、追い払われたときだってあるからね」「そうなの。ごめんなさい」「いいや。これを話したのも、あなたが若いお嬢さんだからなのでね。特に自分たちのことをアピールするためじゃない」「うん、そっか。直接自分を狙われないための一つの方策ってことね?」「同じように作用するとは限らないけれどね、自分の身体がお金に直接換えられるようなものじゃないってことを、よかったら知っておいてほしいんだよ」「見てたの?私がお金受け取るところ」「まぁね、目に入ったから。それほど気にはしていないよ、あんたが自分で決めてることだろうからね」「うん、ありがとう。うん、ちょっと、考えてみる」「はいな」「またね」「またね」


【←】
冥王星♇(2026/5/7〜2026/10/16♒︎)
*次期逆行/水星☿(2026/6/29〜2026/7/24♋︎)


【☉】
地球♏︎/月♏︎/水星♊︎/金星♌︎/火星♈︎/木星♌︎/土星♈︎/天王星♊︎/海王星♈︎/冥王星♒︎/カイロン♈︎
(前回比:水星♈︎→♊︎、木星♋︎→♌︎)

*参考【月名】12/【節気】24/【候】72/【縁起】12/【月齢】30/【サビアンシンボル】360/【←】天体逆行(ジオセントリック)/【☉】ヘリオセントリック=太陽中心の惑星運行(トランジット)

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*大学の学祭に毎年サークルで出展していて、ある年は、サンテグジュペリの『星の王子さま』がテーマでした。学祭準備の数日だけは、申請すれば徹夜が可能で、翌日が初日というときに、私は、教室の壁を覆うために大きな模造紙に画いて貼ると決められた星の王子さまの各シーンのうち、絵本チームの作業が、他もあって間に合いそうもないので、2点受け持つことになりました。絵が特に得意というわけじゃなかったので、簡単そうなの。王子さまが旅する変わった星のうちの、点灯人のやつと、そして最後の、王子さまがなくなるときの、斜めってる後ろ姿のシーン。その頃の私は、もうどうにもならないような状態で毎日を送っていました。気がつくと、ふと見上げる空が、青空から、いつ見ても曇り空になっていて。今考えると、この頃から鬱が進行していて、死にたかったのだと思います。でも、そういう言葉にはならず、つらさの理由も分からず、相変わらず空は、雨降りを持ちこたえるかのようにいつも曇っていました。王子さまのいなくなるシーンは、とても静かで、音もなく、砂漠に倒れていく構図です。すごく単純な線の。小さな教室に大勢のサークルメンバーがひしめくなかでその絵を描いていて、耐えられずに少しだけ、気がつかれないように泣きました。すると、画いている絵の王子さまが、「だいじょうぶ、僕が代わりに死ぬから」と言いました。私は目も丸くして、そういう意味で画いてないよ!と心の中で答えました。「いいんだよ、僕はそのためにいるの。この童話の本のページがめくられて、その絵を誰かが見るたびに、僕は死んでるんだ。それがお話を読むってことだからね。読んでる人が死なないように、僕はあそこにいるの。おじさんの代わりに」おじさんってサンテグジュペリ?「うん。別にあの人が僕を、読者が死なない装置のようにしたわけじゃないよ?あのお話ができたとき、おじさんも死にそうだったの。でも、単純におじさんが自分を助けるためにそうしたわけじゃないの。そういうことじゃなくて。ねぇ、いなくなったあとの絵もちゃんと描いて?」え?「僕がいなくなったあとの絵もちゃんとあるでしょ?それも画いて?」その絵は、いなくなるときの王子さまの姿だけがない、まったく同じ背景の、背景だけの絵でした。私が決めたわけじゃないから、この絵まで貼る場所があるか、分からないけど。私は声を立てないように大泣きしながら、その絵を描きました。今年のうちのサークルのテーマは、『星の王子さま』なんだし、学祭前の徹夜でハイ状態だから、このくらいいいよね?って思いながら。この話は先日nobodyと 、ちょっと変わったSNSの「星の王子さま」を久しぶりにいじりながら話すまで、誰にも話したことがありませんでした。あの頃、意味も分からずしんどかったってことも。


【参考リンク】
*暦職人(2025二十四節気と七十二候/2025十二直)
https://koyomishokunin.com/24sekki_2026/
https://koyomishokunin.com/12choku_2026/
*Wiki(十二縁起)
https://ja.wikipedia.org/wiki/十二因縁
*スターウォーク(月齢)
https://starwalk.space/ja/moon-calendar
*さくっとホロスコープ作成[サビアンシンボル]
https://nut.sakura.ne.jp/wheel/sabian.html
*新月の願い事navi(天体逆行)
https://e-moon.net/?p=23310
*astro.com(ヘリオセントリックのトランジットチャート)
https://www.astro.com



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