【元号】令和(れいわ)7年
【月名】長月(ながつき)
【節気】秋分(しゅうぶん、9/23〜10/7)
【候】蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ、9/28〜10/2)
【直】破(やぶる)
【月齢】8.7(十三夜の月)
【サビアンシンボル】♎︎天秤座9度「3人の年取った巨匠がアートギャラリーの中の特別室の壁にもたれかかっている」
3人の年老いた巨匠:月/女帝R/悪魔R・ペンタクルの3・ペンタクルの7
状況:審判H←、戦車H←
*1「東方には、水の神さまとして三人セットの女性がいるらしい」
*2「女性?」
*3「三人?」
*1「そうそう。我らは老いた男性でね、東方の三博士にたとえられる存在だがね」
*2「巫女なら、我らと同じく、子どもは産めないだろうが」
*3「このトリオで長年やってきたが、三人ってのは考えものだと思わないかね?」
*1「何が」
*2「どこが」
*3「どうも三人目はお邪魔虫になりがちじゃないかね。循環からの余剰みたいなさ。君たちも本当は私が邪魔なんじゃ」
*1「そんなことは思ってないよ、三が最も最小の安定数じゃないか」
*2「そうそう。なんだ、そんなことで悩んでいたのか」
*3「悩んでいたというよりも、第三項というのはそういうものなんだよ。二人を裁く悪魔にも神さまにもなれる」
*1「それはそうかもしれないが、その二人ってやつに該当するのが順繰りだったりするじゃないか」
*2「そうそう。って、そうかな」
*3「君はいつも、だいたい二人のうちのどっちかに入っているんだよ」
*1「そうかそうか、そういうことはあるかもしれない。我ら三人が完全に平等じゃないってことか」
*2「言われるまで気づかなかった。今度、私が三人目でやってみる?」
*3「うーん笑」
*1「その点で言うと、我らは男三人でよかった気がする」
*2「私が若干きっと女性性に寄っているんだろうね」
*3「そうそう。もしくは、我ら二人の子どもみたいな」
*1「弱者って感じでもないけれども、確かに強弱が存在するのは分かるね」
*2「強弱の次に強ときて、そこがきっと剰余に感じるゆえんだろうね」
*3「三番目を何に設定するかで意外に大きく変わってくるっていう話でもある」
*1「二項対立の時代が終わるとするとね」
*2「その意味では、二項はいつも君たちだね」
*3「そうそう。君が間に挟まっているので、板挟みにはくれぐれも気をつけたまえ」
*1「むしろ君は、今までは消えた状態で機能していたので、上がってくるとなると、各々認識を都度確認した方が良さそうだ」
*2「なるほど。二人とは別の属性、別の存在としてここにいるのでなくね」
*3「三番目が本格的に見えるようになってきたら、か」
*1「バランスとりの立場でなくね」
*2「おおう、それはなかなか新たな感覚だな」
*3「やってみたらいいよ、それはそれで。トリオの状態は変わらん気がする。三人で人生ここまで来ちゃったし」
*1「まったくだ」
*2「了解」
*3「では解散」
(結局、ここまで確認しても、役割がどう変わるのかがイマイチ分からない巨匠たちなのであったが、その分からなさが彼らが老いているからなのか、もしくは男性だからなのかに関しては、東方の水の三女神に聞いてみると、比較になっていいかもしれない)
【←】
土星♄(7/13〜11/28♈︎→♓︎)
天王星♅(9/6〜2026♊︎)
海王星♆(7/5~12/10♈︎→♓︎)
冥王星♇(5/5~10/14♒︎)
(逆行が次に足されるのは水星☿11/10, 木星♃11/12)
【☉】
地球♈︎/月♈︎/水星♏︎/金星♌︎/火星♏︎/木星♋︎/土星♓︎/天王星♉︎/海王星♈︎/冥王星♒︎/カイロン♈︎
(土星♈︎への移動は2025.11.5)
*参考【月名】12/【節気】24/【候】72/【直】12/【月齢】30/【サビアンシンボル】360/【←】天体逆行(ジオセントリック)/【☉】ヘリオセントリック=太陽中心の惑星運行(トランジット)
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*ヘリオセントリック(太陽中心のホロスコープ、つまり太陽系まんまの)の方が、精神生活のどこぞの何かに適用されているような感覚を持っていて、それでトランジット(「経過」と呼ばれる、常に日々動いている星の動きを拾う方法)をヘリオセントリックで出してみている。
これまで長らく占星術的観測技術とされてきたジオセントリック(地球中心の)は、そもそも一般常識的なホロスコープがこれをもとにずっと使用されているので、その適応経験によって、社会的にはいまだ呼応しているようだ。また、ホロスコープ自体が、政治/社会的なものよりも個人的なものの方が、現代では総数として圧倒的に使われていると思うので、社会的個人に関しても、その適応経験によって、天体との呼応は今後も続くのかもしれない。
私は、天体の動きから、個人よりも暦をみているたちで、例えば占いとは違う側面で天体たちの影響を感じているので、それでこの地球の大転換点において、本来の太陽系を意識したヘリオセントリックの方が気になっているのかもしれない。
ジオセントリックが地球を中心にした自分視点で宇宙を見ているとしたら、これに対しヘリオセントリックは太陽中心で、これは太陽視点というよりも、【地球が観察対象に入っている】ことから、太陽系全体をみるという、もう少し客観的?宇宙的?な視点なのだろうと思っている。
この状態だと、月だけが地球付きで極小なので、扱いが少し難しいが、ホロスコープ全体としては、地球にサブ的に、しかし地球に対してダイレクトに強烈に(他の天体との関連性はむしろ観ずに)、影響を与えるものとして観てみるのはどうだろうかと考えている(例えばカードリーディングでサポートでカードを引くことがあるように)。ちなみにヘリオセントリックでは、(太陽との関係を見るので)地球と月はほぼ同じサインに入っている。
一方で、月の実際の体感的な影響は明らかなので、これのみで接近して捉えるのはどうかと思っている。
具体的には、地球がとっている公転軌道(太陽の周りをまわっている軌道)に対して、月は地球の周りを公転しながら、その外側と内側とを出たり入ったりしている(これが満月/新月と対応している)のだが、よく言われる月に影響されている、身体から起こる精神のぶれ(生理や狼男的なものも含め)が、プライベート性/内的な精神性において、月が内外する軌道に呼応して陰陽に振れている可能性をみている。もう少し分かりやすく言うと、これまでに言われてきたようなプライベートの中でも、個人にはパブリック/プライベートの顔が存在していて、使い分けた方がいい場面が多くなる、または月の状態に合わせてどちらかを使った方が精神的に楽かもしれず、そのあたりをもう少し暦に合わせて確認していくのも面白そうだと思っている。
ヘリオセントリックでは、ちょうど海王星が魚座から牡羊座に入った、つまり12サイン(地球においては円状のもの=四季の流れや色環の配置に似たものがある)の流れにおいて、次のサイクルに入ってきた。
海王星は、いわゆるスピリチュアル的な認識や、占い、これはホロスコープ(命占)よりもカードリーディング(卜占)における直観的な感性を刺激してくるような惑星で(私は社会的な意味でのホロスコープに対する認識は、山羊座あたりにあると思っている)、そうした分野での感性の移行が、今後、伴ってくるだろうと思っている。
これはそのまま、生活における直観を育てること、その場そのもので自分で何とかする能力を育てることにもなる。これが延長されて、次のサイクルにつながる=牡羊座的な個人の自我を育てていく。これまでよりも個人的な直観を重視する方が、むしろ全体に貢献できるような自我を、育てていくのかもしれない。
この、一人一人が別の風向きもよいのだということ、空は、風は、本来の自然においてそのように営まれているということ。それが近年の時代の流れが「風の時代に入った」と表現される理由の一つだと言ってしまうのは、拙速だろうか。